先日ベタの飼育環境による色褪せについてかかせていただきました。
その中で、ベタ飼育は弱酸性か?弱アルカリ性か?の議論があることに触れさせていただきました
今回は、その弱酸性・弱アルカリ性の議論とphに影響が大きい底床材について解説をさせていただきます。
みなさまはベタに適したphをご存じですか?
私のベタ飼育はマジックリーフか底床にソイルを敷いて弱酸性の環境で育てています。
でも、ブリーダーさんの中には、弱アルカリ性の方が色が上がるとの理由から大磯砂を敷いて飼育されていらっしゃる方も少なくないそうです。
今回は、議論に白黒はつけれませんが、なぜそのように議論が分かれるのかについて解説をさせていただきたいと思います。
メダカの記事ですが、phの大切さについて書いていますので是非ご覧ください。
🔗 ベタの色が気になるときに
ベタの色がくすむ原因はpHだけではありません
ベタの色が以前より薄い、鮮やかさがなくなったと感じる場合は、水質だけでなく、水温、栄養不足、水流の強さ、加齢なども確認する必要があります。
色がくすんだときに店長メグが確認している原因と、状態を回復させるための対処方法は、次の記事で詳しく紹介しています。
🐟 この記事の結論
ベタのpHは、数字だけを追うよりも急変させず安定させることが大切です
ベタは弱酸性での飼育が紹介されることが多い一方、大磯砂などを使い、中性から弱アルカリ性で飼育されている方もいます。
店長メグは、ソイルやマジックリーフを使った弱酸性寄りの環境でベタを飼育しています。ただし、弱酸性という数字だけを目標にして、調整剤や底床でpHを急に変える方法はおすすめしません。
まず現在の飼育水を測定し、その水質を大きく動かさずに管理できる底床や飼育方法を選びましょう。ソイル・大磯砂・ベアタンクには、それぞれ向いている管理方法があります。
ベタ飼育で弱酸性から中性が推奨される理由
基本的にお魚の好きなphは原産地の川のphでわかります。
赤玉土や鹿沼土を含めて、基本的に土の成分は酸性です。
そのため、大陸にあるような広くて土が溶け込んだ色をしている川は弱酸性であることが多いです。
だからベタが好きなphは弱酸性と考える方が多いと思いますし、私も弱酸性で飼育をしています。
水質(ph)を弱酸性に傾ける方法
🌿 弱酸性寄りで管理したい場合
底床にはソイル、ベアタンクにはマジックリーフが使いやすいです
ベタを弱酸性寄りの水質で飼育したい場合は、底床にソイルを敷く方法と、飼育水へマジックリーフを入れる方法があります。
ソイルは、底床を敷いた自然な雰囲気の水槽を作りたい場合に向いています。弱酸性寄りの環境を作りやすい一方で、使用を続けると粒が崩れたり、底に汚れがたまったりするため、状態を見ながら管理する必要があります。
マジックリーフは、底床を敷かないベアタンクや小型容器でも使いやすく、飼育水を弱酸性寄りへ整えたいときに役立ちます。葉の大きさや水量によって水への影響が変わるため、最初は小さく切るなどして少量から使います。
| 商品 | 向いている飼育方法 | 使用時の注意 |
|---|
|
ソイル |
底床を敷き、自然な景観で飼育したい場合 |
粒の崩れ、底にたまる汚れ、交換時の水質変化を確認する |
|
マジックリーフ |
ベアタンクや小型容器で管理したい場合 |
水量に合わせて少量から使い、色やpHの変化を確認する |
👩🔬 店長メグより:底床を敷いて飼育したい場合はソイル、糞や残り餌を確認しやすいベアタンクで飼育したい場合はマジックリーフが使いやすいです。どちらも一度に水質を変えすぎないよう、現在の飼育水を確認しながら使ってください。
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水質を弱酸性にする方法は、底床にソイルを敷くだけで簡単です。
ベアタンク(底に何も敷かない場合)では、含まれるタンニンに殺菌効果と水質を弱酸性に誘導する効果があるマジックリーフを使ってあげてください。
ソイルとマジックリーフは、同じ弱酸性でも使い方が違います
ソイルとマジックリーフは、どちらも水質を弱酸性寄りにする目的で使われますが、管理方法は同じではありません。
| 方法 | 向いている飼育 | 注意点 |
|---|
| ソイル | 底床を敷き、自然な見た目で飼育したい場合 | 崩れや汚れを確認し、交換時に水質を急変させない |
| マジックリーフ | ベアタンクや小型容器で管理したい場合 | 葉の大きさや水量によって効き方が変わるため、少量から使う |
| 両方を使用 | すでに安定して使えている飼育環境 | pHが下がりすぎないよう、測定しながら調整する |
店長メグはベタの状態を見ながら弱酸性寄りで管理していますが、大切なのは「弱酸性にすれば必ず元気になる」と考えないことです。飼育水のpHを測り、換水前後で大きな差が出ていないかも確認してください。
Q. ベタのpHは弱酸性でなければ飼育できませんか?
弱酸性寄りで飼育されることが多い魚ですが、数字だけで飼育の良し悪しは決まりません。現在の水質を急変させず、安定した状態を保つことを優先してください。
Q. ベタに底床は必要ですか?
必須ではありません。掃除のしやすさを優先するならベアタンク、自然な景観や水質調整を重視するならソイルや砂利というように、管理方法で選べます。
Q. ソイルとマジックリーフは一緒に使えますか?
併用はできますが、どちらも水質へ影響するため、最初から多量に使わないようにします。使用前後のpHを測り、下がりすぎていないか確認してください。
Q. pHはどのタイミングで測ればよいですか?
底床や牡蠣殻、マジックリーフを新しく使うときや、換水方法を変えたときに確認します。換水前の飼育水と、新しく入れる水の差を見ることも大切です。
中性から弱アルカリ性が推奨される理由
大磯砂(砂利)などを用いて水質を弱アルカリ性にすると、ベタの体色が濃く鮮やかになるというご意見があります。
ベタの産地であるタイの水道水はやや塩分が含まれています。
そのため、ベタを飼育する際は常時汽水で育てると健康に良いという意見もあり、私も濃度約0.1%の塩水で飼育しています。
純粋な塩水は中性ですが、タイの水道水に塩以外にもミネラルが混ざっていれば水質が弱アルカリ性の可能性もあるかもしれません。
現地に行くことができないので結論は出せませんし、タイでもマジックリーフが使われているので水質は弱酸性のような気もします。
水質を弱アルカリ性に傾ける方法
🪨 弱アルカリ性寄りで管理したい場合
底床には砂利、pHの補助には牡蠣殻を使います
ベタを中性から弱アルカリ性寄りで飼育したい場合は、底床に砂利を敷き、必要に応じて牡蠣殻を少量使用する方法があります。
砂利は水槽内の景観を整えられるだけでなく、ソイルのように崩れにくいため、洗浄しながら繰り返し使いやすいのが特徴です。ただし、粒の隙間には糞や残り餌がたまりやすいため、換水時には底の汚れも確認してください。
牡蠣殻は、水質が酸性へ傾きすぎるのを抑えたいときに使われます。しかし、水量や元の水質によって変化の出方が異なるため、最初から多量に入れるのではなく、少量から試してpHを測定します。
| 商品 | 主な役割 | 使用時の注意 |
|---|
|
砂利 |
底床として使用し、水槽の景観を整える |
粒の隙間にたまる糞や残り餌を掃除する |
|
牡蠣殻 |
pHの低下を抑える補助として使用する |
少量から使い、投入前後のpHを確認する |
👩🔬 店長メグより:砂利や牡蠣殻を入れれば、すぐに理想の水質になるわけではありません。現在の飼育水を測り、ベタの状態を観察しながら少しずつ調整してください。
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水質を弱アルカリ性に傾ける方法の定番は底床に大磯砂を使うことです。
大磯砂に含まれる貝の破片からアルカリ成分が溶出するので、水質を弱アルカリ性に傾けることができます。
また、ベアタンク(底に何も敷かない飼育)では、牡蠣殻をごく少量入れるだけで水質が弱アルカリ性に変化します。
大磯砂や牡蠣殻は、pHを測りながら少量から使います
大磯砂や牡蠣殻を使う場合も、「弱アルカリ性のほうが色が上がるらしい」という理由だけで、現在の飼育環境を急に変えないようにしてください。
とくに牡蠣殻は、少量でも水量や元の水質によって変化の出方が異なります。入れる前と入れた後のpHを測定し、一度に追加しすぎないことが大切です。
👩🔬 店長メグより:ベタの色や調子は、pHだけで決まるものではありません。餌、水温、換水、水の汚れなども一緒に確認し、元気に飼育できている環境を無理に変えないようにしましょう。
ベタの底床に絶対の正解があるわけではありません。見た目だけでなく、換水や掃除をどのように行いたいかで選ぶと失敗が少なくなります。
| 飼育方法 | 向いている人 | 管理のポイント |
|---|
| ソイル | 弱酸性寄りの環境と自然な景観を作りたい人 | 底にたまる汚れとソイルの崩れを確認する |
| 大磯砂 | 砂利を敷いた景観で管理したい人 | 使用前後のpHを確認し、隙間の汚れを掃除する |
| ベアタンク | 糞や残り餌を見つけやすく、掃除を簡単にしたい人 | 水質調整が必要な場合はマジックリーフなどを少量から使う |
多くのベタを個別飼育する場合は、糞や残り餌を確認しやすいベアタンクも便利です。一方、底床を敷く場合は、底に汚れをためないよう換水時に確認してください。
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理想の数値に合わせようとして、pHを何度も動かす
調整を繰り返すより、現在の水質を測定し、急変を避けて安定させることを優先します。 -
ソイルや牡蠣殻を入れた直後にベタを移す
底床や素材を変更した水は、ベタを入れる前にpHを確認し、元の飼育水との差が大きくないかを確認します。 -
底床を敷いたまま、糞や残り餌を放置する
底床の種類にかかわらず、汚れがたまれば水質悪化につながります。換水時に底の状態も確認してください。
🔗 次に確認したい記事
ベタの水質を安定させる方法を詳しく確認する
pHだけでなく、水温・硬度・塩分を含めた水作り全体は、次の記事で詳しく解説しています。
ベアタンクで弱酸性寄りの水を作りたい場合は、マジックリーフの使用量や交換時期も確認してください。
✅ この記事のまとめ
pHの正解を探すより、ベタが元気に過ごせる水質を安定させましょう
店長メグは、ソイルやマジックリーフを使い、弱酸性寄りの水質でベタを飼育しています。一方で、大磯砂などを使った中性から弱アルカリ性の飼育方法にも意見があり、すべての環境に一つの正解があるとは限りません。
ソイル・大磯砂・ベアタンクのどれを選ぶ場合も、現在のpHを確認し、急に水質を変えないことが大切です。
数字だけに振り回されず、ベタの食欲、泳ぎ方、色艶、水の汚れを観察しながら、無理なく続けられる管理方法を選んでください。