みなさまはベタの繁殖にチャレンジしたことがありますか?
ベタは、一回の産卵で200個くらい卵を産むと言われているので、寿命まで責任もって育てる自信がなく、二の足を踏んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今回は、当面繁殖の予定がない方も含めて、「もしベタの繁殖にチャレンジするとしたら!」みたいな目線で暖かくご覧ください。
最初に結論を申し上げると、私のところではベタの稚魚はブラインシュリンプしか食べてくれませんでした。
みなさまはベタの稚魚の餌に何を与えていますか?
私は、繁殖にチャレンジした当初はメダカの延長線で様々な生き餌を与えた結果、何度も失敗を経験しました。
今回は、長年の経験からベタの稚魚(針子)に最も効果的な餌を見つけたのでご紹介させていただきます。
最初に書きますが、この記事は生態を使って有効な餌を試した記録ではなく、あくまで私の失敗の積み重ねを記事にしています。
🐣 この記事の結論
私の環境でベタ稚魚がしっかり食べたのは、孵化直後のブラインシュリンプでした
私はベタ稚魚の餌として、ゾウリムシ、PSB、グリーンウォーター、
オオミジンコを実際に試しました。しかし、私の飼育環境では
稚魚を最後まで育てることができませんでした。
その後、孵化したばかりのブラインシュリンプを与えると、
稚魚がすぐに反応し、お腹がオレンジ色になるまで
しっかり食べていることを確認できました。
今回の実録から分かったこと
✔ ベタ稚魚が認識しやすい「動く餌」が必要
✔ 生まれたばかりの稚魚が口に入れられる大きさが必要
✔ 餌を追っているだけでなく、実際に食べたか確認する
✔ 稚魚が生まれる前に初期餌を準備しておく
👩🔬 店長メグより:これは、ほかの餌では絶対に育たないという意味ではありません。
水温、水質、稚魚の状態、餌の大きさによって結果は変わります。
この記事では、私が実際に失敗し、ブラインシュリンプで育成できた記録を紹介します。
ベタの繁殖に成功したあと、最初に迷うのが
「生まれた稚魚へ何を食べさせるか」ではないでしょうか。
私も最初は、メダカの針子を育てるときと同じように、
ゾウリムシやPSB、グリーンウォーター、ミジンコを使えば
育てられると思っていました。
ところが、実際にベタの稚魚へ試してみると、
私の飼育環境では思うように食べてもらえず、
何度も育成に失敗しました。
最終的に、稚魚がしっかり捕食し、
お腹がオレンジ色になるまで食べてくれたのが、
孵化直後のブラインシュリンプです。
この記事では、実際に試した5種類の餌とその結果、
ブラインシュリンプを選んだ理由、
稚魚へ与える前に準備しておきたいことを、
店長めぐの失敗経験も含めて紹介します。
いきなり結論ですが、ベタの稚魚は動いているものにしか食欲を感じないようです。
ゾウリムシ・PSB・グリーンウォーターなどメダカの針子の定番餌は全てダメでした
ネットでベタの稚魚の餌で検索すると、意外にゾウリムシもPSBもベタ稚魚にも使えそうな記事が出てきます。
私のお店の売場面積の4割はメダカで、その繁殖に使うゾウリムシもPSBもたくさんあるので「全然余裕じゃん!」みたいな感じでした。
でも、実際にベタの稚魚に餌として「ゾウリムシ」や「PSB」を与えたところ、ほぼ1週間で全滅でした。
ベタの針子にオオミジンコは大きすぎる
前回の失敗をバネに、2回目の繁殖はグリーンウォーターとオオミジンコという、メダカ業界では鉄板の布陣で臨みましたが2回目も全滅。
ベタの幼魚がオオミジンコの幼生を追っていたので、今回は大丈夫と確信していましたが、失敗に終わり心が折れそうでした。
ただ今回の結果で、ベタの稚魚はハッキリ動いている餌にしか興味を示さないデータが取れました。
本場タイではミジンコを餌として与えているようなので問題はミジンコの大きさなのかもしれません。
🌿 ミジンコを試すなら
種類だけでなく、ベタ稚魚の口に入る大きさかを確認します
オオミジンコの幼生を追う姿は確認できましたが、
私の環境では稚魚を育て切ることができませんでした。
餌として認識していても、口に入らなければ十分な栄養を取れません。
オオミジンコより小さなタマミジンコであれば、
稚魚の成長段階によっては選択肢になる可能性があります。
ミジンコを使う場合は、種類の名前だけで判断せず、
実際に稚魚が食べられる大きさかを見てください。
👩🔬 店長メグより:餌を追っているだけでは、
本当に食べられているか分かりません。
お腹が膨らんでいるか、翌日以降も成長しているかまで観察しましょう。
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何度も失敗できないのでブラインシュリンプを使いました
・ここまでのデータ
①ベタの稚魚は目に見えて動く餌しか捕食しない
②オオミジンコでは大きすぎて食べれない
🦐 ベタ稚魚を育てる準備
ブラインシュリンプは、卵と孵化環境をセットで用意します
ブラインシュリンプエッグは、購入してそのまま稚魚へ与える餌ではありません。
塩水、水温、エアレーションを整え、稚魚が食べる時間に合わせて孵化させます。
稚魚が生まれてから用品をそろえ始めると、
最初に餌を必要とする時期へ間に合わないことがあります。
繁殖に挑戦する前に、一度孵化させて必要な時間と量を確認しておくと安心です。
事前に用意しておきたいもの
✔ ブラインシュリンプエッグ
✔ 孵化容器または孵化器
✔ エアポンプとエアチューブ
✔ 塩分と水量をそろえる計量用品
✔ 孵化した幼生を回収するスポイト
👩🔬 店長メグより:大切な稚魚で孵化方法を初めて試すのではなく、
繁殖前に一度試運転しておくのがおすすめです。
孵化に必要な時間が分かれば、給餌のタイミングから逆算できます。
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この頃、たまたまメダカもグッピーも稚魚がいなかったのでブラインシュリンプの孵化を止めていました。
でも、大切な命で何度も失敗できないので、しばらく振りにブラインシュリンプの孵化を再開しました。
タマミジンコを使う選択肢もありましたが、若干手間が掛ってもブラインシュリンプの方が確実性が高いので、今回は迷わずブラインシュリンプをチョイスです。
ブラインシュリンプに興味があられる方は以下の記事を併せてご覧ください。
ちなみに、稚魚のうちは点滴法で水換えをしているので、点滴容器の作り方の記事も載せておきます。
🦐 詳しい孵化方法
ブラインシュリンプを安定して孵化させる
水温、塩分濃度、エアレーション、孵化後の回収方法まで、
店長メグが実際に行っている手順をまとめています。
💧 稚魚の水換えに
点滴式で少しずつ新しい水を加える
急な水温差や水質変化を避けるために使っている、
点滴式水合わせ容器の作り方を紹介しています。
ブラインシュリンプの記事でも書いていますが、より小さいブラインシュリンプが確実なので、中国産よりもソルトレイク産の方が安心です。
※最近は改善傾向ですが、中国産は米国ソルトレイク産に比べてブラインシュリンプが大きい製品が多いため。
でも、稚魚のお腹がブラインシュリンプのオレンジ色でパンパンなのが分かりますよね!
そう、ブラインシュリンプならしっかり食べてくれました。

この写真で生後約一カ月ですが、3㎝位まで大きくなりました。
お父さんがプラカットのコイカラーでお母さんがハーフムーンのコイカラーです。
でも、見た感じはプラカット体系を受け継いでそうですね!

🐟 あわせて読みたい
観賞魚の繁殖を始める前に知っておきたい基本
観賞魚の繁殖では、親魚を同じ容器へ入れるだけではなく、
繁殖に適した個体選び、水温、水質、産卵場所、稚魚の餌まで
事前に準備しておくことが大切です。
魚種によって産卵方法や親魚の扱いは異なりますが、
繁殖前に確認しておきたい共通の考え方があります。
初めて繁殖へ挑戦する方は、こちらの記事も参考にしてください。
👩🔬 店長めぐより:繁殖は、産卵させることよりも、
生まれた稚魚を育てられる準備をしておくことが大切です。
餌や育成容器まで用意してから始めると、慌てずに対応できます。
🐣 ベタ繁殖を続けて確認
繁殖方法と孵化後の育て方も、実際の記録から解説しています
ベタ稚魚の餌だけでなく、親魚のお見合い、泡巣、産卵後の隔離、
孵化後の水深や水換えまで、繁殖の段階ごとに確認してください。
✅ この記事のまとめ
私の環境では、ベタ稚魚を育てられた初期餌はブラインシュリンプでした
ゾウリムシ、PSB、グリーンウォーター、オオミジンコも試しましたが、
私の飼育環境では稚魚を育て切ることができませんでした。
孵化直後のブラインシュリンプへ切り替えると、
稚魚が捕食する姿と、お腹がオレンジ色になる様子を確認でき、
生後約1か月で約3cmまで成長しました。
✔ 稚魚が認識しやすい動く餌を選ぶ
✔ 稚魚の口に入る大きさか確認する
✔ 餌を追っているだけでなく、お腹へ入ったかを見る
✔ ブラインシュリンプは繁殖前に試しに孵化させる
✔ 孵化時間から逆算して給餌の準備をする
✔ 稚魚の水換えでは環境を急変させない
👩🔬 店長メグより:何度も失敗した経験があるからこそ、
稚魚のお腹がオレンジ色に膨らんだときは本当に安心しました。
餌を与えたことで満足せず、実際に食べて成長しているかまで見てあげてください。
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