みなさまは、どんな水でベタを飼育していますか?
他の魚に比べて水質変化に強いと言われているベタですが、いつまでも元気でいてもらおうと思えば、やっぱり水質にはこだわりたいですよね!
私も飼育を始めたばかりの頃は、カルキを抜いただけの水でベタを飼育していましたが、今ではチョコチョコ手を加えた水で飼育しています。
実際に、ベタ用に調整した水でベタを飼育すると、色艶が向上しとても元気よく見えますよ。
今回は、私が調べながら実践してきたベタの水作りについて解説をさせていただきます。
みなさまは、どのような飼育水でベタを飼育されていますか?
ベタは水質変化に強い魚だと言われていますが、実はベタもに好みの水質があり、水質を整えてあげるだけで色艶が向上し元気になるんですよ。
今回は、私がベタを飼育するにあたって、色々調べながら実践してきた水作りについて解説をさせていただきます。
【STEP1】ベタが好む水質とは
ベタには弱酸性が好きな説と、弱アルカリ性が好きな説の二つがあります。
まるで真逆の話だから、思わず「どっち?」って聞きたくなりますよね。
結論から言えば、私は弱酸性の軟水(低硬度の水)推しです。
理由は下の表にまとめていますが、泥で茶色に染まった川が出身の魚は弱酸性の水質を好むからです。
基本的に泥の河川では浮遊する有機物にアルカリ成分となるミネラルが吸着され弱酸性になり、逆に石だらけの川では岩からミネラル分が溶出して弱アルカリ性になります。
ベタ飼育で使用するマジックリーフも水質を弱酸性に変えるので、殆どの飼育環境では弱酸性飼育をされていると思います。
マジックリーフについては以下の記事をご参照ください。
【STEP2】ベタが好む水温について
ベタは水温15℃~30℃まで耐えられると言われていますが、健康のためにはベタが好む水温25℃~28℃の範囲で飼育してあげてください。
特に小型の水槽は水温変化が大きいので、できるだけヒーターなどを使用して水温を安定させてあげてください。
比較的小型水槽を多用するベタ飼育の場合、水槽はこのような下から温めるタイプのヒーターの方が空焚きや火傷が起こらず安心です。
【STEP3】塩分濃度について
初めて聞いた時はビックリしましたが、ベタの産地のタイの水道は薄い塩水だそうです。
ですから、ベタはタイの水道水くらいの塩水が体に合うと言われています。
その他、ベタを含め殆どの観賞魚は体内の塩分濃度が0.9%程度あるので、体内の塩分に近い0.5%の塩水で飼育すると体力回復の効果があります。
私は少しでも健康維持につながればと考え、常時0.1%の塩水にマジックリーフとベタ専用コンディショナーのスーマを入れて飼育しています。
この方法で育てるようになってから、ベタたちはとても元気になりました。
※塩浴は食用の塩でも大丈夫ですが、アミノ酸などが添加されていない原料が塩だけのものを使ってください。