
せっかくレッドビーシュリンプを育てているなら、しっかり育ててたくさん繁殖させたいですよね!
皆さまは、レッドビーの繁殖って上手くいってますか?
私は、レッドビーの飼育をはじめて1年くらい、なかなか抱卵しなかったり、せっかく抱卵しても稚エビの歩留まりが悪くて悩んだ記憶しかありません。
今回は私の経験や、様々な方から伺った内容をもとにした、私流のレッドビーの繁殖方法をご説明したいと思います。
皆さまは、レッドビーシュリンプの繁殖で悩んだことはありませんか?
せっかくシュリンプを飼育しているのに上手く繁殖できないと、楽しみの半分くらいを奪われている気分になりませんか?
私は、レッドビーの飼育をはじめて最初の1年は、まったく繁殖に成功できず、他の方のブログを眺めながら、溜息ばかりの日々でした。
そんな私も、少しづつレッドビーシュリンプの飼育方法を学んで、今ではアクアショップを運営させていただいています。
今回は、私の経験や様々なブリーダーさんに学んだことをもとに、私流のレッドビーシュリンプの繁殖方法をご説明させていただきます。
【STEP1】なんで産卵してくれないの?

水質や餌などが問題ない前提ですが、フルボ酸やフミン酸などの腐食物質と呼ばれる栄養分が不足していると、シュリンプ類は抱卵し難いです。
Keyword:フルボ酸
フルボ酸とは、動植物の遺骸が長い時間を掛けて分解されてできる物質です。
身近なところでは、腐葉土などに多く含まれる物質で、植物の肥料になります。
私が伺った話では、春の雪解けの時期、雪解け水の小さなせせらぎに、落ち葉が腐った腐葉土などからフルボ酸が溶け出し、その水がレッドビーの生息地に流れ込むことで、レッドビーは春を感じ取り抱卵を促されることが理由のようです。
そのため、水槽の中にフルボ酸が不足していると、レッドビーはいつまでも春の産卵時期を感じることができず、抱卵を始めないのです。
【STEP2】どうやって水槽内にフルボ酸を増やすのです?

一番簡単なのが、低床にアマゾニアなど栄養系ソイルを使うことです!
そして結論から言うと、以下にソイル以外の添加物の説明もしていますが、ソイルを中心にフルボ酸を添加することが確実だと思います。
Keyword:栄養系ソイル
ソイルには栄養系ソイルと吸着系ソイルがあります。
栄養系ソイルとは、水草をしっかり育てる為に、栄養分が添加されているソイルの事です。
栄養系ソイルのメリットは水草を育てる栄養分が多いこと、デメリットは栄養分が含まれるために、水槽の立上げ初期にアンモニアが出たり、富栄養で苔が出やすかったりすることです。

吸着系ソイルは、水の浄化を目的として設計されたソイルでなので、水を汚しにくい反面フルボ酸などの栄養分を放出し難いことが、シュリンプ飼育においてはデメリットです。
私の経験では、市販のソイルは吸着系であることが多いように感じます。
栄養系か吸着系の見極めで確実なのは、栄養系ソイルの定番中の定番、アマゾニアを選ぶことです。
ただ、アマゾニアは栄養分が豊富すぎて、立上げが難しいソイルとしても有名です。

もっとも有名で、もっとも定番のアマゾニアはこれで、有名なショップさんの殆どがアマゾニアを使っていると思います。
粒の大きさでノーマル(普通)とパウダー(小粒)がありますが、私は餌の残りが潜り込みにくいのでパウダーを使うことが多いです。

私が気に入ってるのは、アマゾニアほどじゃじゃ馬でないサプリソイルです。
粒のサイズもシュリンプ向けにスーパーパウダーがあって使いやすいし、栄養系ソイルでは価格もお求め安いのでお勧めです!

その他、レッドビーシュリンプ飼育用と明記しているソイルであれば栄養系であることが多いと思います。
例えばこんな感じです。
先ほども説明しましたが、一般的にソイルとして販売されているものは、過剰な栄養分を吸着する効果に特化した、吸着系ソイルが多いように思います。
もし、アマゾニアやサプリソイルがない場合でも、レッドビーの名前や写真が付いているソイルや、水草育成と明記されているソイルを選ぶと、栄養系で大丈夫だと思います。
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