みなさま、レッドビーシュリンプを飼育されていてポツポツ死に悩まされた経験はありませんか?
毎朝ビーシュリンプの水槽を覗くと数匹が死んでいる日々。
とっても悲しくて苦しくなりますよね。
私は数年前まで何度となくポツポツ死から抜け出せず、全滅を繰り返してきました。
なんでビーシュリンプはあんなにポツポツ死を繰り返すのでしょうか?
レッドビーシュリンプを飼育されていてポツポツ死に悩まされた経験はありませんか?
実は私も数年前まで、すごくレッドビーシュリンプのポツポツ死に悩まされてきました。
でも今は最近は殆どありません。
一体何がポツポツ死の原因だったのでしょうか?
今回は「レッドビーシュリンプと栄養系ソイルとポツポツ死」というタイトルで解説をさせていただきます。
【STEP1】いきなりですが栄養系ソイルが原因なの?
原因は一言。
観賞魚はすべて水が汚れると弱っていき、慣れない方が栄養系ソイルを使うと水を汚す原因になります。
最初に誤解がないように。
ビーシュリンプの爆殖に栄養系ソイルは必要なのですが、栄養系ソイルはじゃじゃ馬で乗りこなすのが若干難しいんです。
乗りこなすのが難しいことを指して、敢えてここでは原因と表現します。
水槽を立ち上げるとは
水槽内に魚の糞や餌の残りを分解するのに十分なろ過バクテリアを増やすことを、水槽を立ち上げると言います。
しかし、栄養系ソイルを水に入れると栄養系ソイル自体がアンモニアを出し始めるので、水槽が立ち上がるまでにかなり時間がかかってしまうんです。
通常、水槽が立ち上がったと呼ばれる状況は
糞や餌の残りが排出するアンモニア=水槽内のバクテリアのろ過力
こういう式となります。
でも、栄養系ソイルを使用すると
糞や餌の残りが排出するアンモニア+ソイルが放出するアンモニア=水槽内のバクテリアのろ過力
という式に変化します。
このソイルが放出するアンモニアがことのほか多いので、たった数匹・僅か数日しか経過していないはずのシュリンプたちが弱っていくのです。
【STEP2】恐れずに水替えをしてあげてください
栄養系ソイルの使用で増加したアンモニアの分解もろ過バクテリアに頼るのが簡単なのですが、導入当初にソイルが放出したアンモニアをバクテリアが分解していくのを待っていたら、ポツポツ死が止まらなくなります。
それだけソイルが放出するアンモニアは想像以上とお考え下さい。
アンモニアの対処は数か月間の水槽から回しか、ひたすら水替えしかないです。
えっ!水替えしたらシュリンプに良くないとか言っちゃいますか!?
①レッドビーシュリンプが水質変化に敏感
②脱皮して脱卵のリスクがある
ポツポツ死が続いている状態の水槽で、抱卵とか脱卵って2の次というか、抱卵個体が落ちないようにする方が先ですよね。
経験上、しっかり水温を合わせた水道水を使用して点滴容器で優しく注水すれば、水替えも問題はありません。
点滴容器も簡単に手作りできるので、安心して水替えをしてください。
【STEP3】ソイルがアンモニアを出し切るまで空回しが鉄則です
基本はソイルがアンモニアを放出しきるまで水槽を空回しして、検査薬でアンモニアが消えたことを確認することが大切です。
ただ、どうしても立ち上げ期間が取れない場合や、うっかり生体を導入してしまってどうしようもない場合などは、覚悟を決めて優しく水替えをしてあげた方がシュリンプの活性が上がります。
観察してツマツマしてなかったら、1/3換水すると少し元気になります。
あとは、換水しなくてもツマツマするまで水替えを繰り返してあげてください。