レッドビーシュリンプの繁殖に欠かせないフルボ酸の使い方と爆殖に最適な飼育数と雄雌比について/ソイル・ヤシャブシ・フウの実・マジックリーフ
- 2022年7月26日
- 2024年5月2日
- ビーシュリンプの育て方
- レッドビーシュリンプ, 繁殖, 飼育用品
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【STEP3】ソイル以外でフルボ酸を増やす方法

簡単なのは
①ヤシャブシの実
②フウの実
③マジックリーフ等を添加して水中で腐食させる方法です。
ただし、これらの方法は、シュリンプの成長に欠かせない、カルシウムを吸着して飼育水からカルシウム分減らす欠点を持っています。
その為、使用をごく少量にするか、カルシウム添加とセットで検討する必要があります。
フウの実は独特の形状から、フルボ酸の供給だけでなく稚エビの隠れ家になるので、フウの実を好む方が多いように思います。
逆に、マジックリーフはベタの飼育で使われることが多く、あまりシュリンプ飼育では使わない印象を持っていて、マジックリーフが一番成分が濃く、分量のコントロールが難しいからではないかなと個人的には思っています。

以下にフウの実などのリンクを載せておきます。
私は、一番成分がマイルドで、稚エビのシェルターにもなる、フウの実を使うことが多いです。
添加剤の使用

直接、添加剤でフルボ酸を添加する方法もあります。
フルボ酸の供給方法としてメジャーな方法の一つが、飼育水にレッドビー専用の添加材を使うことです。
添加剤を使用する一番のメリットは、飼育水に対する適正な添加量が明確であることです。
ソイルにしても、ヤシャブシやフウの実にしても、適正量が判然としないので、添加剤はそういった意味での安心感があります。
【STEP4】繁殖に最適な飼育数と雄雌比について

正直に言うと最適な飼育数が明確にあるわけではありません。
繁殖に最適な飼育数の答えは、多ければ多いほど良いです。
一般に、60cm水槽の飼育数の最大が、200匹から250匹と言われていますので、これ以下の飼育数という制限はありますが。
ただ、最初からあまり多くの数から飼育を始めることはできませんよね?
私は、個人的に最低10匹以上から始めると安定して増やしやすいと思います。
理由としては、あまり少ないと抱卵の舞の時にペアリングできる可能性が減りますし、何よりレッドビーは導入初期に落ちてしまうことも多いですから、できれば10匹は欲しいです。
適正な雄雌比とは?

メスが多い方が産卵の可能性が上がるので、雄:雌で3:7とか4:6くらいが理想だと思います。
販売店で雌雄が選べるのであれば、雄雌比も考慮してください。
Keyword:抱卵の舞
レッドビーシュリンプなどのシュリンプ類は、メスが脱皮して直ぐの殻が柔らかいうちに、オスがメスを見つけて交尾をします。
メスが脱皮をすると、メスの脱皮を知らせるホルモンが水中溶け出して、そのホルモンをオスが感じると一斉にメスを探して水中を飛び回ります。
その一斉に飛び回ってる様子を”抱卵の舞”と呼びます。

抱卵からハッチアウトまでの記事です。併せてお読みください。

私流の水槽立ち上げ方法です。併せてご覧ください。
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