メダカ_針子_オオミジンコで検索をすると、「針子が消える」って出たことがないですか?
僕も、メダカの飼育にミジンコを愛用しているので、初めて見た時は驚きました。
ただ、過去を振り返えってみても、確かにオオミジンコと針子って相性が良くないイメージがあります。
オオミジンコを与えると大きい稚魚数匹しか残らなかったこともありましたね。
今回は、本当に針子にオオミジンコを与えると数が減ってしまうのかを検証をしていきます。
【STEP1】針子はオオミジンコを食べれないので爆殖して飼育水を汚します

色々なご意見があると思います。
ここからはあくまで、僕が「めだか屋SUN」で飼育をする中で実際に経験した事をお話します。
それと、これは生後2週間未満の小さな針子に限った話で、成長したメダカとは全く別の話です。
誤解なさらないようにお願いします。
針子に僅かでもオオミジンコを与えてしまうと、オオミジンコは針子に捕食されることなく針子水槽で増殖していきます。※その時点で掬って外に出せればよいのですが。
ミジンコは増える一方なので、いつの間にかメダカとミジンコが共生というか、ミジンコ水槽に針子が間借りしてるみたいになっていきます。
そうなると、飼育水はあっと言う間に汚れていきます。

厄介なのが針子に適した環境って、オオミジンコにとっても住みよい環境なんですよね。
だから、状態の良い針子容器にオオミジンコが入り込むと、ほぼ間違いなく爆殖します。
針子容器にグリーンウォーターや生クロレラが入っていると、その増殖振りは本当に強烈です。


「めだか屋SUN」は室内で何もしなくてもグリーンウォーター化するので、ここにミジンコが入り込むとあっという間に増えていきます。
必要でない時のミジンコ爆殖はただの迷惑です・・・
ミジンコを繁殖された経験がある方だったらイメージできると思いますが、ミジンコを増やすための容器の水って凄く汚れませんか?
そうなんですよ。針子とミジンコを一緒に飼育するとミジンコが物凄く飼育水を汚すんです。
私たちは、これがオオミジンコを針子に与えると、針子が減ってしまう最大の原因と思っています。


まぁ、微生物や餌をミジンコに独占された結果の、針子の餓死や酸欠も否定はできないけどね。


これが「めだか屋SUN」のミジンコ繁殖ボトルです。
ミジンコ+生クロレラで培養を行っていると僅か数日でここまで汚くなります。
もし針子の飼育水が汚れたら優しく水替えをしてあげてください。

【STEP2】1cm以上に育ったメダカや外の大きな容器での飼育はオオミジンコを使用しても問題ありません

最初に念を押しましたが、1㎝程度まで大きく育ったメダカはオオミジンコを積極的に捕食するので問題ありません。
逆にオオミジンコは最高の活き餌の一つです。
ドンドン与えてあげてください!
また、屋外(外飼い)で大型の飼育容器を使用する場合は、水質悪化が進みにくいのでミジンコが湧いていても問題ないと思いますよ。
めだか屋SUNでも、大きく成長した稚魚や成魚のおやつにはミジンコを与えています。
メダカ達も凄く喜んで食べてくれます。


【POINT3】針子の餌には何を使ったらいいですか?

僕は針子の餌にブラインシュリンプを使っています。
熱帯魚の世界では定番のブラインシュリンプですが、これを使うと稚魚の成長も早く、歩留まりも高いのでおすすめです。
チャレンジ精神がある方だったら、1回はブラインにチャレンジすることをおすすめしますよ!
メダカの成長は孵化後2週間の餌で決まるという話もあるから、針子にブラインシュリンプを与えることは、綺麗なメダカを作出するうえでも効果が高いかも。
なにかと難しそうな印象のブラインシュリンプですが、以下の記事をお読みいただければ、誰でも簡単にチャレンジできますよ。

最後に
僕も初心者の頃に、卵をいくらとっても針子が半分以上死んでしまって、本当に悩んだ時期があります。
酷い時は全滅もありましたね。
そしてダメな時ほど、オオミジンコを与えていた記憶があります。
今回は、その頃に研究した結果をもとに解説させていただきました。
オオミジンコはそのものは凄く良い餌なのですが、使うタイミングを間違うと悪影響が出る場合があります。
この記事がみなさまのお役に立てると嬉しいです。