みなさま、ブラインシュリンプって聞いたことはありますか?
熱帯魚の世界では既に定番で稚魚の活き餌で、最も栄養価が高い餌です。
でも、ブラインシュリンプについてネットで検索すると、専用の道具が必要だったり、毎日塩水を作って孵化させて卵の殻を取り除いたりと何かと手間が掛りそうですね。
僕も長い間ブラインシュリンプはブリーダーさん御用達で、趣味の愛好家が手を出すようなものでないと思ってきました。
今回は、自分でやってみたら意外に簡単だったブラインシュリンプの沸かし方について、解説をさせていただきます。

ブラインシュリンプの増やし方を極簡単に言うと、
①水温25度くらいの汽水(水1リットルに塩20g)に
②ブラインシュリンプの卵を1g入れて
③24時間エアーを吹き込んで
④ボコボコ撹拌したら出来上がりです!
これだけ聞くと、すごく簡単ですよね。実際簡単なんです。

ブラインシュリンプの栄養価は他の活き餌に比べて圧倒的です。
主な理由は、ブラインシュリンプの幼生をヨークサックと呼ばれる栄養袋ごと餌としてメダカに与えるからです。
メダカを徹底的に成長させたい方は、稚魚(針子~幼魚)の餌にブラインシュリンプがおすすめです。
ブラインシュリンプは毎日孵化(沸かすと言います)させる手間がありますが、逆に言えばミジンコみたいに培養中に全滅させてしまうようなトラブルがないのは魅力です。
【STEP1】ブラインシュリンプについて

熱帯魚や金魚の世界でも信頼されている圧倒的な栄養価の高さ
給餌の度、毎回卵を孵化させて与える必要があり、そこが初心者が導入する際にハードルとなっている
ブラインシュリンプは採取地でサイズや孵化率が異なることがある

僕は、ミジンコやゾウリムシを大量に維持するより、ブラインシュリンプを毎日沸かす(孵化させる)方が楽だと思います。
ブラインは朝から塩水に卵を投入するだけですが、ゾウリムシは何本も手作業でペットボトルを攪拌したり濾紙で濾したり、ミジンコは日々水換えをしたり意外に手間が多くないですか?
手作りブラインシュリンプ孵化容器について

以下の画像がめだか屋SUNのブラインシュリンプ孵化器です。


ブラインシュリンプの孵化機は買うと高いので、自作するのが簡単でいいですよ!
エアホースの容器側はフリーになっており、空気の通り道とブラインシュリンプの排出のどちらでもできるようにしています。 ここに本文を入れます♪

材料と道具はこれだけあったら大丈夫です。
容器の底に穴をあけて、コネクターを差し込むだけだから凄く簡単ですよ!


エアホースコネクターのサイズは約5.5mmです。
だから、最初は5.0mmから開けて、きついようだったら5.5mmで広げると漏れなくて安心だと思います。

ドリルがなくても、こんな感じで手にドリルビットを持って開けることができます。
エアホースコネクターがテーパー形状なので、容器の内側から外に向かって差し込むことで、水圧で食い込んで水漏れは殆どありません。
どうしても水漏れする場合のみシリコンなどで対策をしてください。

ちなみに、画像の01と書いている容器は孵化が始まっているのでオレンジ色になっています。
おおまかな容器の構造と、ブラインシュリンプの収穫方法については私のYOUTUBE動画を参考にしてください。

動画の中でブラインシュリンプを集めている道具は、ハイテック茶こしと言います。
ブラインシュリンプを濾し取るために、コーヒー用の紙フィルターを使う方もいますが、ハイテック茶こしは洗って繰り返し使用できるので、とてもコスパがいいアイテムです。
以下に商品のリンクを掲載しますので、興味があられる方はご確認ください。
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