みなさま、アクアライフを満喫していますか?
ビーシュリンプに比べると、割と飼育が簡単かのように思われがちなヤマトヌマエビですが、実際に元気に育てるための基本はビーシュリンプと同じです。
私はシュリンプ飼育初心者の頃、何度も安易に考えて失敗を重ねてきました。
今回は少しでも私の経験がみなさまのお役に立てればと思い、基本的な飼育方法を解説させていただきます。
ヤマトヌマエビを飼育したことはありますか?
私が飼育を始めたころ、ネット情報でビーシュリンプより飼育しやすいと聞いて油断して、何度か失敗を重ねてきました。
今回は、私の経験をもとにヤマトヌマエビの基本的な育て方について解説をさせていただきます。
【STEP1】ヤマトヌマエビが住みよい環境作り
①住みよいphについて
どんな環境を準備したら元気に育ってくれるのでしょうか?
ヤマトヌマエビの住みよいphは中性から弱アルカリ性での飼育をおすすめします。
ph耐性が強く弱酸性でも問題なく生活できるようですが、日本原産の生き物はミネラル分が多い弱アルカリ性の河川出身ですから、弱アルカリ性で飼育する方が安心だと思います。
phを7.0~7.5に調整するためには、底砂に砂利の使用をおすすめします。
ミネラルが多い弱酸性を好むので、石組み水槽で飼育すると一層効果的だと思います。
また、水質をアルカリ性にしてミネラル分を補給できる牡蠣殻を併用すると安心です。
phって元気に飼育するためには重要な要素なので軽視しないでくださいね。
②住みよい水温について
水温は適温は20℃~28℃の範囲であれば大丈夫と言われています。
ただ、日本でも生活している種なので、基本的に日本の屋外水温の範囲であれば大丈夫で越冬もできるようです。
ただし、夏の高水温はヤマトヌマエビにとっても辛い温度なので、水量を増やしたり遮光をして水温調整をしてあげてください。
私は以下の記事に書いた理由で、基本的に水温を24℃~26℃で維持するようにしています。
③水替えの頻度
水替えは足し水だけで十分とのお声も多いですが実際はどうなんでしょうか?
確かに、私のお店でも完全に足し水のみで運用できている水槽はあります。
でも、その水槽はウィローモス満載のミナミヌマエビ水槽だけです。
他の植物が少ない水槽は、最低でも2週に一回は1/4~1/3換水をしています。
私の経験では、植物が少ない水槽だと脱窒ができないので、足し水だけでは徐々にシュリンプが弱って行く印象が強いです。
脱窒については以下の記事をご参照ください。
【STEP2】水替えについて
シュリンプは水質変化に弱い生物です。
とは言え【STEP1】の最後でご説明したように、水替えはしっかりする必要があります。
水質変化に弱いのにしっかり水替えって言われても???ってなりますよね。
答えは簡単で、注水に温度を合わせた水と点滴容器を使用してください。
水温合わせは、新しい水を水槽と同じ場所に一晩放置するだけです。
点滴注水も以下の記事を読んでいただけると簡単です。
【STEP3】水槽立ち上げについて
ヤマトヌマエビでも、ビーシュリンプのような水槽立ち上げは必要なのでしょか?私の答えは「YES」です。
ビーシュリンプよりは若干強さがありますが、それでも基本は外さない方が安心だと思います。
水槽の立ち上げ方法は以下の記事をご参考にされて下さい。