アベニーパファーを健康に育てる飼育方法/繁殖や適切な環境作り/低床材の選び方や寿命病気・餌・最適な水温やphなど解説します

店長メグ
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ご覧になられているみなさまは、既にアベニーパファーを飼育されていますか?

それとも、これから飼育を考えていらっしゃる初心者の方でしょうか?

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アベニーパファーは世界最小の淡水フグとして有名ですよね!

でも、いざ飼育しようと思うと何を揃えていいのか?どういう風に水作りをした方が良いのか分からずに不安になりますよね。

そこで今回は、基本的なアベニーパファーの育て方について解説をさ褪せていただきます。

みなさまアベニーパファーを飼育されたことはありますか?

アベニーパファーは世界一小さな淡水フグで、大きくなっても体調は2~3㎝ほど。

ミナミヌマエビよりも小さなお魚で、ぷっくらと独特の泳ぎで本当に可愛らしいお魚です。

今回はそんな小さくてとても愛らしいアベニーパファーの飼育について解説させていただきます。

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アベニーパファーは、私の中でも1・2を争う可愛らしいお魚です。

【STEP1】アベニーパファーについて

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アベニーパファーはインド原産の最大でも体調2㎝~3㎝の世界最小の淡水フグで、天然では集団で生活し貝類などを食べているそうです。

寿命は平均で3年くらい。

混泳について

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自然世界では集団生活をしているそうですが、水槽内では縄張り争いで喧嘩をするので、同種であっても混泳は難しいのでご注意ください。

私は、上に載せている水槽でオス1~2メス2の割合で飼育しています。

見た目によらず肉食の魚なので、小型のエビ、貝類、稚魚などは捕食されますので混泳はできません。

アベニーパファーより大型で泳ぎが速い魚だと、アベニーパファーからかじられる心配も少ないので、アベニーパファーが赤虫を食べ散らかした後の掃除役としてコリドラスやローチの混泳はおすすめです。

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念のため、追いかけ合いになった時の隠れ家は、沢山作ってあげてくださいね!

【STEP2】水質面での環境作りや水替えについて

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アベニーパファーが好むのは水温26℃~28℃でphは弱酸性~中性とも弱酸性~弱アルカリ性とも言われています。

他の観賞魚に比べると高い水温を好み水温24℃以下になると弱ってしまうとの情報もありますので水温の下がり過ぎにはご注意ください。

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phについてはサイトによって情報がまちまちですが、私はソイルで飼育しているのでphは弱酸性派です。

特に弱酸性を選択している明確な理由はありません。

しいて言えば、弱酸性でアベニーの調子が良く、隠れ家になる水草が使用できることがソイルの魅力です。

私は水草などが植えやすくて、有害物質の吸着効果があるJUNプラチナソイルパウダータイプを愛用しています。

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飼育するにあたって弱酸性か弱アルカリ性か白黒つけたい方もいらっしゃいますよね!

そんな時は産地の川の風景を参考にすると良いです。

アベニーはインド原産の種もいるので、参考にパンパ川の風景を確認してみました。

なんだか、泥が舞って弱酸性っぽくもあるけど河原を見る限り弱アルカリ性の源となるミネラル分も多そう。

川を見てもなんだか微妙?場所によってphが違う可能性があるかも!?

だから弱酸性から弱アルカリ性とphのレンジが広いのかもしれませんね。

phについて補足

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以下は、すごく大雑把ですが低床材と水質の関係です。

土っぽいものを使えば弱酸性になり石っぽいものを使うと弱アルカリ性になります。

低床にソイルを敷いていても、石や岩をたくさんレイアウトしてしまうと適度な弱酸性でなくなる可能性があるのでご注意ください。

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phは観賞魚飼育の中でも凄く大切な要素なのでご注意ください。

詳細については以下の記事でご確認いただけます。

水量と水替えについて

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後で書きますがアベニーパファーは肉食魚です。

肉食だとちょっとした餌の食べ残しや糞がものすごく水を汚します。

ですから、一般的に1匹あたり10リットルの水量と他の魚に比べて多めの換水が必要です。

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私は魚の調子を見ながら、少なくとも2日に1回1/3程度の水換えをするようにしています。

また、様子を観察していて元気がないと感じた時には、連日であっても水を換えてあげた方が安心です。

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絶対ではありませんが、可能な限り水替え時の注水は点滴容器を使う方が安心です。

点滴容器を作る方法は簡単ですから下の記事をご参照ください。

【STEP2】水温について

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アベニーパファーの水温は26℃~28℃が適温と言われていて、私は経験したことがありませが水温24℃を下回ると元気がなくなり弱るそうです。

私はエアコンで常時25℃に管理しています。

高温は30℃まで耐えたとの話も聞きますが、魚へ与える負担が大きいのでご注意ください。

また、水温が28℃を超えると急速に水が悪くなりやすいので、水温の上げすぎにもご注意ください。

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水温については以下の記事をご参照ください。

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夏場にどうしても水温が28℃を超えそうな場合は、アクアリウム用の冷却ファンをお使いください。

費用は掛かりますがアベニーが全滅するよりは安心だと思います。

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冬の寒さは温度が固定の安価なものでよいので、アクア用のヒーターで対応してください。

このヒーターでしたらパワーが160Wで水温15℃~32℃で調整できるので、ある程度の大きな水槽でも十分お使いいただけます。

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水温計はDaisoの物でも十分ですが、温度が見やすいデジタル水温計があると管理がしやすいのでおすすめです。

温度が間違っていると、それだけでも全滅のリスクがあるので、温度計やヒーターに関しては信頼できるメーカーの商品が安心だと思います。

【STEP3】アベニーパファーの餌について

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アベニーパファーは肉食で冷凍赤虫をあげると争うように食べてくれます。

乾燥タイプの赤虫を食べてくれる時もありますが、やはり冷凍に比べると食いつきが今一歩です。

その他、エビや貝類も好んで食べますので、邪魔者のスネールの他、困ったときには泣く泣くミナミヌマエビに犠牲になって貰うことが可能です。

その他、孵化させたブラインシュリンプもよく食べます。

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上手く慣らしていくと市販餌も食べると言われていますが、私は成功したことがないです。

私が知る中ではバイブラバイツには慣れてくれることがあるようです。

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アベニーが赤虫を食べるときは、どうしても咥えて振り回したりと、赤虫のかけらが散らばったりして水を汚しがちです。

そんな時はフィーダーカップを使用することで、餌の飛び散りを減らすことができるのでおすすめです。

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ミジンコやブラインシュリンプも食べてくれるので、ご興味があられる方は合わせてご覧ください。

【STEP4】アベニーパファーの繁殖について

産卵まで

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環境さえ整えてあげるとアベニパファーは産卵を始めます。

産卵時期は夏なので、水温25℃キープが肝心です。

30㎝キューブ以上の大き目の産卵用水槽を準備して、水槽にオス1匹メス2匹を入れて水温25℃前後で維持すると、自然とオスとメスが並んで泳ぐようになり、メスが水槽内の水草に1㎜程度の小さな卵を産み付けます。

産卵後

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アベニーパファーに限らず、魚の中には卵や稚魚を捕食する共食いの習性をもつものがいます。

ですから、水草に産み付けられた卵は速やかに孵化用水槽に隔離してあげてください。

産み付けられたアベニーパファーの卵は5~6日で孵化して、まつ毛のように小さな稚魚が泳ぎ始めます。

孵化後2~3日はヨークサックと呼ばれる栄養袋の栄養で生活しますが、それ以降はブラインシュリンプを沸かして食べさせてあげる必要があります。

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ブラインシュリンプについては以下の記事をご覧ください。

【STEP5】アベニーパファーの病気について

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アベニーパファーで主要な病気は白点病と尾腐れ病。

その他、アベニーパファー特有の病気として拒食症があります。

拒食症は文字通り餌を食べなくなる病気です。

原因はストレスや同種間のいじめと言われていますので、日々の観察で予防してあげてください。