レッドビーシュリンプ飼育に超絶有効なろ過バクテリアの基本知識/水槽の立ち上げからおすすめのバクテリア剤まで完全解説

【STEP2】ろ過フィルターについて

ろ過フィルターの種類は大きく分けてA.投げ込み式 B.外掛け式 C.水槽外部に設置するタイプと、D.底面フィルターがあります。

店長メグ
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レッドビーシュリンプの飼育で使われるのは、稚エビを吸い込みにくい投げ込み式のスポンジフィルターや、水底の浄化能力に定評がある底面フィルターです。

A.投げ込み式

投込み式フィルターは水槽に入れて、エアチューブを繋ぐだけの最も簡単でシンプルなフィルターです。

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稚エビを吸い込みにくい、ろ材がスポンジのフィルターを使うと安心です。

STEP1で書きましたが、①有機物分解菌はガラス面や底砂などを住処にしますので、こういったフィルターの濾材にも住み着きます。

しかし、②硝化菌は内部に染み込んだ飼育水には生存すると思いますが、基本的に投げ込み式では硝化菌を維持できません。

しかも、投込み式を使う水槽は小型の水槽であることが多いので、STEP2で書いたように②硝化菌が増える前にアンモニアの量が増えてしまい水替えが必要となる事が普通で、永遠に②硝化菌を水質が安定する量まで増やすことができず、水替えを繰り返す飼育方法になってしまいがちです。

投込み式のメリットは

①場所を取らない

②値段が安い

③(スポンジタイプであれば)稚エビの吸い込み事故がなくて安心

④水流を産み出しにくいので、水流を苦手とする魚には最適

このようなメリットがあるので、濾過力が弱くても愛用されています。

店長メグ
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こちらにスポンジフィルターの記事をまとめてあります。

B.外掛け式 C.水槽外部に設置するタイプ

メリットやデメリットは基本的に同じです。

ろ材の量も、維持できる飼育水の量もCの方が圧倒的に多いので、どちらを選ぶかは飼育数や、許容できる設置スペースなどで選んでいただいて良いと思います。

両者とも、水槽の外に第二の水槽を設ける構造ですので、実際の飼育水槽の大きさ以上の水量で飼育が可能で、②硝化菌を多く維持できるので水質が安定し安いです。

水量があるので定期的な水替えで、致命的に②硝化菌が減少するリスクが少なく、とても安定感があるのがこ特徴です。

ただし、大型になるほど給水も排出も相応に強い水流を伴うので、強い水流が苦手なシュリンプやメダカ、金魚などには使いにくいデメリットがあります。

店長メグ
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値段が高かったり、広い設置スペースが必要なので購入前に検討が必要です。

D.底面フィルター

店長メグ
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底面フィルターは単独で使用するものではなく、水槽の底に敷くソイルなどの更に下に設置して、ソイルを濾材としながら濾過を行うフィルターです。

底面フィルターは唯一汚れを底側から吸い込む構造で、水底付近の浄化力が高い特徴を持っているので、シュリンプやコリドラスなど水底に生きる生物のフィルターとして人気があります。